私は魚介類は食べ、お肉を食べない食生活を5年続けています。
魚介類を食べるベジタリアンをペスカタリアンといいます。
前回は家族の中で私だけがお肉を食べない主義だとどんな感じかを書きました。
今回は、完璧ではなく手を抜きながらペスカタリアンをしている話です。
どうか批判はしないでください・・
覚悟がない母親
長女が4歳の頃に、肉も魚も可哀想だから食べたくない。
と言われたことがあります。
私は戸惑いました。食事を作るのは私です。
その時期、食事中に遊んだり集中して食べてくれず長女の食事に時間がかかることが私のストレスでした。
栄養を考えながら献立の中に娘の食いつきが良さそうなものを混ぜつつ、毎日工夫しているのに。。
肉も魚も食べないなら野菜料理を食べるのかというと、絶対食べてくれそうもありません!!

魚料理は私の強い味方です。時間がない時は魚を焼くだけ、生協のミールキットの魚を揚げ焼きするだけで子供の好物が出来上がります。
ご飯を作る人の強い味方は家庭によってありますよね。
ソーセージがおかずにあれば、家族が喜ぶ。豚こま肉と野菜の何かしらを炒めれば立派なご飯のおかずになるとか。
野菜料理で毎回子供が喜ぶメニューは手間がかかるな、嫌だな、面倒だなと正直考えました。
その頃、娘は給食でメインのお肉のおかずを食べずにほとんどご飯だけ食べていました。
私は魚料理を辞めるデメリットを考えていましたが、結局はわたしの都合でした。
魚を含めた動物性の食べ物を避けるヴィーガンになる覚悟がまだできていなかったのです。
その後娘の肉も魚も食べたくない発言は一時的で、今は魚は食べています。
ただ、給食のお肉を残すことは減りましたが、お肉は好んで食べないままです。
私にとってヴィーガンは敷居が高い
私自身がお肉を食べなくなって、ヴィーガンで過ごす難しさがわかるからです。
外食の選択が減ります。
スーパーで買える食材も加工食品の多くは動物性の原材料が使われています。
お菓子にチキンエキス、ポークエキスなど動物性のエキスがほとんど入っていたり、
即席めん、調味料、デザート類に卵や乳製品。
それだけ動物の命を私たちが頂いているのも現実です。
代替え肉やヴィーガンメニューは美味しいのですが、身近に売っていないなら自分で作るしかないことも多く、現代の日本ではヴィーガンを選択すると自分の時間を使い、手間と労力が必要です。
⚪︎⚪︎⚪︎ればならないは手放した
私は加工食品や調味料はネットやオーガニックスーパーで買いものしますが、家の近くの普通のスーパーでも買い物をします。(でも安心安全な食品メーカーを推す気持ちと信頼は高まりました!)
無性にお煎餅が食べたくなれば、ポークエキスが入っていても買ってしまいます。
牛乳は買いませんがチョコが食べたくなれば、乳製品が入っていても買ってしまいます。
嗜好品という欲求に抗えない弱さもあります。
外食で魚の定食を頼んで小鉢にお肉が入っていれば家族にあげたり、小さい肉片なら自分で食べます。
週末遊びに出掛けて疲れた夜ご飯に、夫と子供が食べたがるとんこつラーメン屋さんに行ったこともあります。(チャーシューは夫にあげる)
今のわたしは子育て中で、フードコートでうどんを食べたり、フィッシュバーガーを食べたり、食事を作りなくない時があります。
便利さと引き換えに自分の意思ではないものを時には選択していますが、そんな自分が駄目だと落ち込んだり判断はしていません。
自分ではない誰かが作ってくれた食事が食べれるのは幸せです。
だから今の自分ができることをするしかないと思っています。
知らないとなんだかこわい
日本人の文化として何か主張したり、強い主義を持っている人に抵抗を感じやすいのかもしれません。
街で署名活動を求める団体や抗議活動、知らない団体だと引いてしまったり、私も少し思い当たります。
自然派無添加生活の人は災害時にも添加物が入った救援物資の食べ物を食べないのか?と言われてるのをネットで見たことがあります。
自然派否定?の他者が、まだ起きていない先のことを考えてくれている、要らないおせっかいとも言えます。
なんでも感謝して食べろよの親切心?
肉も魚も卵も乳製品もバランスよく食べるのが健康的な食事。が日本の多くの人の当たり前かもしれませんが、海外では違うこともあります。
厚生労働省の推奨する食事バランスガイドに乳製品が入りますが(1日 牛乳瓶1本らしい!)、カナダ政府の推奨では2019年から乳製品が無くなり、お肉よりも植物性タンパク質をおすすめしていたりします。


私がペスカタリアンになったきっかけは簡単に言うと環境問題が理由でしたが、今は自分の身体に合っている、生き物にも人にも非暴力でありたいと思い選択しています。(食べてる生き物もありますが)
当たり前だと思っていたものが違うかも?と今まで知らなかったことを知り、(私にできることは何だろう?)考えるきっかけになるかもしれないと思い、私のはなしを書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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